クトゥルフ神話ＴＲＰＧ・ストラフトン山の火改変シナリオ
プレイ時期・２０１２年４月１日
クトゥルフルルブに掲載されていたストラフトン山の火をたこのをＧＭにすえて地元舞台でアレンジしてプレイしてみました。ＧＭの腕もあり前回よりはマシになりましたが…イタクァ召喚による町消滅とか、これってどう見てもバッドエンドじゃ…
シナリオ導入
２０１２年４月１日。新米探偵、井上まどかの下に新聞社からとある田舎で失踪した地元特派員、トミタケの捜査願いの依頼が来る。彼女はこれを二つ返事で請け負う。同時期、その田舎で潜伏していた空き巣のジンも新聞広告にあるトミタケ発見の報奨金目当てで独自に捜査を始めていた。
だがこの田舎のとある山では最近、不可思議な山火事が起こっていた。火の手を見たという村人たちは多いのだがその火は忽然と姿を消してしまうのだという…。捜査を続けているうちに二人は出会い、山火事とトミタケの事件に関連性を見出すのだが…
ＰＬ
井上まどか（享年２５）／サウス
トミタケの捜査依頼を請けた新米探偵。女性としては高身長で本人もその事は気にしている。その巨体をいかしたキックは強力で頭脳派というより肉体派の探偵。事件捜査中にミ＝ゴと遭遇。捜査途中で遭遇した一体は撃破するもイタクァ召喚時にミ＝ゴと再び戦闘になり、そこで組みつかれた時にそのままミ＝ゴが上昇、高所から落され即死する。
シナリオでの活躍
初ＰＬでまさかの初犠牲者、まぁ神話生物相手じゃしょうがないね。探索では意味もなく＜心理学＞ロールを要求したり、村人たちが山火事の事だけをひたすら話しているのにそれを無視してトミタケ探索を続けていたりもするへっぽこ探偵。あとは重要人物にお色気作戦をしたりもして多少、キャラ崩壊もしていたような気がしないでもない。
ダメージボーナス＋１Ｄ４とマーシャルキック搭載の脳筋であり、一体のミ＝ゴはダイスに救われ血祭りにあげるもイタクァ召喚がされた後に再びミ＝ゴと戦闘になり、組みつかれた時の抵抗ロールでファンブルだしてそのまま落下死。残念な結末だった。相手に装甲さえなければ…。あとＳＡＮ値５０ぐらいしかなかったのにそこまで減らなかったのが驚き。グレート・オールド・ワン（）。
ジン（２０）／びくん
王ドロボウ。潜伏していた空き巣。トミタケ探索中にまどかと出会い行動を共にする。ドロボウらしくその技能を利用してうまく神話生物から逃げ隠れる。そしてイタクァによって崩壊する町を尻目に凍った川を下って脱出する事に成功。この事件での唯一の生存者、そして真実を知る者となる。この一見以来、節足動物が苦手となったようだ。
シナリオでの活躍
隠れる、忍び歩きの技能が生きた探索向けのキャラであり、びくん自体の無難な立ち回りでグレート・オールド・ワンであるイタクァの召喚が成功している町から逃げ出す事に成功している超人。だが仲間は見捨てる（堅実）。こちらもグレート・オールド・ワンに遭遇しているがＳＡＮチェックが成功したため、ダメージはなかった。
隠れる技能によりミ＝ゴとの戦闘も必要最低限で済んだため、被害もほとんどなし。だが一般人探索者としてはこれが正解である。つか、あんな生物を見て戦闘挑むまどかちゃんは頭おかｓ（ｒｙ。噴霧器入手したと思ったが、そんな事はなかったぜ！（捨）
ＮＰＣ
巫女さん
神社にいる巫女さん、プレイヤーたちが何度か聞き込みに訪れる。
シナリオでの活躍
突発的に登場したキャラだったがプレイヤー間で謎の人気を誇る。これにはＧＭも苦笑い。まどかが写真を撮ろうとして拒否したりと何かと奥ゆかしい（脳内設定）。だがそんな彼女もイタクァの召喚成功による町崩壊の犠牲者となってしまった、無念。シナリオ終了後、ジンが助ける事もできたんじゃないか？という話になったが、それやるにはイタクァの攻撃をかわす必要があるとのこと、無理ゲーである。
ＧＭ・たこの
どこぞのへっぽこＧＭとは違って安定したストーリーの転がし方と救済になかなかプレイヤー間でも評価高かった。ＮＰＣも元ネタありきで面白い。そして今回は成功率２８％のグレート・オールド・ワン、イタクァの召喚に成功して町を壊滅させて物語をバッドエンドへと走らせた張本人。本人自体もこれは予想外だったらしい。変な所でダイスの女神様に微笑まれたようだ。そんな彼もＳＡＮ値チェックに異常な耐性があったプレイヤーキャラたちには驚嘆せざるを得ない。
またＧＭをやりたいとのこと。俺的にはそれは非常に助かる。
たこのよりの感想
初キーパー。グレート・オールド・ワン イタクァの召喚に成功し、町がひとつ消滅するというまったく予想できない展開に。いやー、TRPGはどうなるか読めんね。
ミーゴ７匹とイタクァという凶悪メンツを相手にしながら正気度をほとんど削られないという強靭な精神力のプレイヤー陣には驚かされたが、記念すべき犠牲者第一号にまどかちゃん。協力してプレイしないからあんなことに…
堅実に生き残ったジンのプレイはさすがだった。